2019/04/21 69sixty nine 村上龍

今回初めて村上龍を読みました。

 

なんだこのしょうもない小説!!!わら

が読み始めた頃の感想でした。

 

ちょうど1960〜1940年代の頃のお話です。当時洋楽や洋画が日本に認可され始め、学生は有り余る若さを学生運動などにぶつける中、主人公の高校生は単純にカッコいいと思われたいだけでストライキを起こしたり、映画を作ったり、青春と大人への不信感、あの頃の無限の可能性を信じてた思い、初心を思い出させる話です。

 

大人への道に片足をどっぷりつけてしまっている私には、ぐさぐさ刺さる言葉と何かが変わったと思っているだけで、あの頃と何も変わってないんじゃないかと考えさせられました。

 

村上さんってテレビで見ているときは全然おもろくないしなんだこのジジイと思っていましたが、小説はユーモアでいて情景が浮かぶような描写そして小説なのにところどころで字のサイズを変える斬新さ当たり前であることに疑問を持つ内容だけでなくそんな小説自体でのメッセージも感じました。

 

 

もっともっと違う作品を読みたいと感じる作家さんなんですね。