2019/01/15アルケミスト プウロ コエーリョ
今回私が読んだのはアルケミストという本です。
話の内容は羊飼いをしている主人公がピラミッドで宝物を手に入れるという不思議な夢を見て、その夢を実現するために様々な人と出会いと夢をつかむための前兆と向き合いながら前に進んでいく物語です。
多くの国翻訳され様々な著名人たちにも読まれている作品です。
あー今まででどれだけの前兆を見逃してきたのだろうと読んだ後悲しく切なくなりました。
目の前に通り過ぎる車が、空にある雲が何かのメッセージ何かのチャンスかもしれない。
自分と向き合うためには何が必要なのか。物語の中で主人公のどんどん感情移入してしまう作品です。
個人的1番好きなシーンがあります。
夢を実現するためには自分の心と会話しなければいけません。
主人公がピラミッドまで行くために砂漠を進んでいる間自分の心と向き合うさ中で、心が言います。
人は、自分の1番大切な夢を追求するのが怖いのです。自分はそれに値しないと感じているか、自分はそれを達成できないと感じているからです。
主人公が答える
夢を追求しているときは傷つかない。追求の一瞬一瞬が神との出会いであり永遠との出会い。
本気で宝物を探しているときには僕はその途中でたくさんのものを発見した。探しているときは一瞬一瞬が宝物をみつけるという夢の一部なんだ。
ずしんと心に響く言葉でした。
夢からも自分から逃げていた私でしたが、
この本を読んでまず自分の心と会話していく時間を大切にしたいと思います。
そして真剣に夢に向かって第一歩進める勇気を持ちたいと思います。
何が幸せと決めるかは自分の定規でしか測れない。
夢というキーワードを胸に刻まれる作品でした。